先週会津に行ったときの旅行記を綴りつつ、sd quattroの使い心地について現時点での印象をまとめてみたいと思います。
巷で色々と言われている不満点について挙げてみると、例えばa)「AFが激遅」b)「真夏に使うモンじゃないよ。熱警告が出てシャットダウンするから」c)「なんだかんだいって、やっぱり電池の持ちが悪いよね」d)「高感度は使えない」と、こんな感じでしょうか。このうちのいくつかについては確かに首肯できるものもあるのですが、実際に使ってみた印象とは大きく異なるものもあったので、あくまで自分が持っているsd quattroに限定してではありますが、上の四点について簡単に述べてみると――
まずa)のAFについてですが、確かに遅いです(爆)。今回の会津旅行には18-35mm F1.8 DC HSM一本で挑んだのですが、ピーカンであっても、被写体によってはピントが合うのに五秒ほどかかること”も”ありました。特に遠景になるほどその傾向が強いような……。とはいえ、じゃぁsd quattroのボディそのものにこのAFの遅さは起因するのかというと、そうでもないようで、50-100mm F1.8 DC HSM だと意外と快適にAFが使えます。とはいえ、このレンズはMC-11を介してα6300で使うとAFが激遅なので、相対的にsd quattroの方が速く感じられるため、そんな印象を持っているだけかもしれませんが、……いずれにしろ、マウントするレンズによってAFの速さが左右されることは大いにアリ、ということは心に留めておくべきでしょう。
次にb)についてですが、30度を超える炎天下であった会津でもボディが熱くなることなく普通に使えていた自分としては「熱警告とかは使い方によるんじゃないかな……」としか言えません。自分の場合、まず被写体と相対して、構図を考えつつ電源を入れ、起動したらすぐさまピントを合わせてシャッターを押し込み、これまたすぐに電源オフ、――というふうにsd quattroでは大変なスローテンポで撮影を行っているため、このエラーが出ないだけなのかもしれません。
c)は一番吃驚したことで、自分は二日で340枚ほど撮影しましたが、それでも液晶画面で確認すると、電池の目盛りを二つほど残していました。なので、意外と持つな、という印象です。もっともこれもb)に関連して、使い方次第ともいえます。
d) の高感度についてはもう、ごもっとも、というしかないかと(爆)。自分はISO100-200の間でどうにかやりくりしていこうと思っています。なお、自分はRAWではなくすべてJPEGで撮影しているのですが、RAWであればもう少し高感度の方も期待できるのかもしれません。
とりあえずこんなところでしょうか。また新しい発見などあったらここに書き留めてみようと思います。
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