ここ最近だと、たいていは鞄の中にSIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art+MC-11をマウントしたα6300を入れていて、ちょっとした写真はこれで撮っています。例えばこんな感じ。
行きつけのレストランの店内はほとんどが薄暗く、ISOをあげないとそこそこ綺麗な写真は撮れないと判っているため、sd Quattroを購入したあともこれを持ち出そうという気にはならなかったのですが、……もう少し冷静になって計算してみると、f1.4だったらSSを1/30くらいにすればISO100でも大丈夫なんじゃないかということに気がつきました。ということで、さっそくテスト。
ISO100だと、f1.4で1/30。薄暗いので露出補正は+0.7。それでもちょっと暗かったので、Lightroomでさらにプラス補正しています。
……意外とイケる(爆)。コッテリとしたFoveon感が感じられ、α6300よりもコクのある画が撮れて大満足です。やはりsd Quattroには明るいArtレンズが必須ということなのでしょう。逆に言えば、この30mm F1.4 DC HSM | ArtやSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Artのようなレンズがあれば、sd Quattroを十分に常用カメラとして使用できるということです。それもJPEGで気軽に。
上にも述べた通り、撮影時に+0.7ほど露出補正したJPEGへさらにLightroomでプラス補正しているわけですが、ISO100の画であればLightrooでプラス補正をかけても画は破綻しません。かなり素性の良いJPEGだと感じました。もちろん生粋のシグマ使いの方にしてみれば、JPEGでの撮影などは邪道中の邪道、ヘタをすると嘲笑の対象やもしれませんが(汗)、αユーザが併用するカメラとしてsd Quattroはお互いを補完し合う素晴らしい組み合わせだと感じているのですが、……少数派なんだろうなァと苦笑い。
なお、今回の写真ですが、薄暗い店内でAFはまったく効きませんでしたのですべてMFで撮りました。ただ、EVFでのMFもコツを会得すればそれほど難しいものではありません。このあたりについてはまた次回。