しばらく前から怪しい挙動を繰り返していたデスクトップマシンがついにご臨終と相成り、このブログの更新もお休みしてました、――とはいっても間を開けたのは四日ほどですから、表のブログの更新頻度に較べればかなり優秀カモと自画自賛(爆)。新しいパソコンもちょっとだけカメラ絡みなので、これだけでも一本記事が書けそうなのですが、これについてまた後日ということで。
さて――。少し前の記事にも書いた通り、最近はもっぱらsd QuattroにSIGMA 30mm F1.4 DC HSM をつけて普段使いにしています。薄暗いレストランでもこのレンズの開放でキチンとした写真が撮れることは確認済みなのですが、ときどきどうしたらいいかな、と未だに立ち止まってしまうのがホワイトバランス。基本的にsd Quattroのホワイトバランスは優秀で、インド料理屋での微妙に薄暗い店内でもきっちりとホワイトバランスを合わせてくるあたり、かなり満足しています。
少し前に、もう一軒、行きつけとなっている地元のスペイン料理屋でsd Quattroを使ってみたのですが、ここでも上々の結果を得ることができました。ご覧の通り、テーブルクロスが黄色で、左側に採光用の窓があり、室内照明と微妙にかぶっている、――という状況。PanasonicのDMC-GM5だとこの席ではイエローに傾いてしまい、ちょっと満足いく結果を得られなかったと記憶しているのですが、sd QuattroではAWBでも没問題に見えます。
もちろんsd Quattroでも苦手な「色」というのはあるらしく、薄暗い室内でもISOを100から200に固定しておけばすべて安定した結果を得られるというわけではないようです。例えば――。
場所は、東北道の上り線にある羽生インター「鬼平江戸処」。船橋屋といえば、元祖くず餅の店として有名だそうですが、夏限定で発売される宇治金時のかき氷を撮った写真が以下のもの。まずはα6300にMC-11を介して17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporaryで撮影したものをご覧頂きましょう。
色味は見た目に近い感じです。焦点距離は53mm、絞りはf4.0なので、SSが1/100となっているため、当然ながらISOはISO6400まで跳ね上がってはいるものの、さすがは高感度も当たり前にこなしてみせるα6300。妙な色転びもありません。続いてはsd Quattroで撮影したもの。
微妙に違う……ような気がする(爆)。ISO200ですが、これがISO100だったらもしかするともう少し色は違っていたカモという可能性はあります。しかしあの暗さではISO200でも開放f1.8でssが1/25なので、ISO100で撮るというのはド素人の自分には無理な話(そもそもこの写真もぶれてる(爆))。またここは照明が微妙に暗いだけでなく、ちょっと妙なところから妙な色の光が当たっていたのでそれが原因かも、という気もします。しかしながらこれはかなりのレア・ケースで、現在のところはほとんどのシーンでα6300やα7sに勝るとも劣らない食べ物写真が撮れているので、旅のお供にsd Quattroでも十分に事足りるのでは、――というのが現時点での感想といえるでしょうか。