前回の続きです。浜通りの北側に位置する相馬も、中通の北側・福島市の花見山も満開だというのだから、山の中とはいえその途中で桜も咲いているだろうと考えていたのが甘かった(^^;)。相馬から福島市に向かう途中、桜が咲いているのは景色はまったく、といっていいほど見かけませんでした。
さて、少し前に相馬福島道路の一部が開通し、今回は自分もこの道路の恩恵を預かることができました。カーナビは更新されていなかったらしく一般道を指定されたのですが、今回は看板に従って相馬福島道路に入ります。この道路を使って飯舘村までの所要時間を比較すると、十分ほど短縮ができました。これが全部繋がると浜通りから中通りまでのアクセスがかなりよくなるわけで嬉しいですね。
そもそも福島の地図を眺めてみれば明らかな通り、浜通りから中通りへと抜けるまともな道路といえばいわきから大きくカーブして郡山へ行くルートしかなく、白河からのあぶくま高原道路も中途半端。自分のように「中通りの福島市を起点として、”ちょっと”浜通りに遊びに行きたい」という観光客にとって、相馬福島道路はまさにうってつけなわけで、早期の全開通を目指していただきたいところであります。
さて今回開通となった相馬福島道路を使ってすぐ降りたところが飯舘村で、ここには是非とも訪れてみたい神社がありました。
山津見神社。震災後、社殿の全焼によって焼失した天井のオオカミ絵が復元されたというニュースを耳にしたのが昨年の秋のことで、これを是非とも見てみたいと考えていたのです。
新しい社殿はなんと自動ドアがついていて、お守りの自動販売機があったりともの凄く現代的だったのがある意味衝撃(^^;)。当たり前といえば当たり前ですが、自分のような観光客(参拝客)はこの平日の午後には一人もなく、人気のない神社の境内は森閑としていました。誰もいないのを幸い、禊祓詞を上げたり好き勝手な参拝をすませると(^^;)、次なる目的地となる綿津見神社へと向かいました。続く。