鉄道マニアの方にはかなり知られた駅らしいのですが、南会津から芦ノ牧温泉へ向けて121号線を走っていると、右手にこの駅舎が見えてきます。以前も道は何度も通っていて気になっていたので、今回は立ち寄ってみた次第。
線路を渡り、左へ道なりに進むと、駅舎の右手にある駐車場に辿り着きます。ここには大内宿と塔のへつりへの巡回バスも停まってい、平日にもかかわらず駅舎の中は結構な人が電車の来るを待っていました。ちょっと吃驚したのはその中に台湾人の家族がいたことで、こんな辺鄙なところまでよく来なァ、――と感心した次第。乗り込んだ電車から会津若松に向かうものと察せられましたが、じゃあ、自分が台湾でローカル線に乗れる自信があるかというと、……ない(爆)。
駅舎の中にある囲炉裏はちょっとした喫茶スペースの役割を果たしてい、飲み物などの販売もしているようでした。自分はとりあえず湯野上温泉駅の文字の入ったタオルを買って、駅舎の隣にある足湯処・親子地蔵尊のを試してみることに。その間に電車がやってきましたが、一両編成の小体な車輌はいかにもローカル線で趣があります。
この会津鉄道や柳津を走る只見線など、会津の風流なローカル線に乗ってみるのも悪くないかなァ、……と一瞬思ったものの、足腰の弱い自分にとっては、やはり車の利便性に勝るものはなし、という結論にいたりました。とはいえ、湯野上温泉駅は観光客用の駐車場も完備されているので、マイカー派の方も立ち寄ってみる価値は大いにアリでしょう。